ジッタレス通信対応「AU-700」発売開始
2025年8月1日より、当社はTSN対応ジッタレス通信機器「AU-700シリーズ」の販売を開始いたします。AU-700は、無線通信における通信遅延時間のゆらぎ(ジッタ)を1μsec以下に抑えた新モデルで、Time Sensitive Networking(TSN)の無線化を実現します。これにより、従来は難しかったAGVやAMR、PLCなどのTSN環境での無線制御が可能となり、工場ネットワークのさらなる柔軟化と効率化に貢献します。今後は、専用半導体を搭載した小型モデル「AU-700W」の展開も予定しており、ドローンなどへの応用も見込んでいます。
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ジッタレス通信を実現する「AU-700」を発表 ― COMNEXT2025にて動態展示
当社マグナ・ワイヤレスは、自社開発製品 AU-700 において、通信遅延時間のジッタを 1μsec以下 に抑える「ジッタレス通信」を実現しました。5GNRはTDD通信方式を採用しているため、送受信の切り替えタイミングによる遅延時間のジッタや、有線ネットワークと無線ネットワーク間の非同期によるジッタが発生しやすく、従来のローカル5G装置ではジッタレス通信の実現は困難とされてきました。今回、当社独自の技術によりこれを克服し、有線ネットワークと同等レベルのジッタ性能を達成しています。これにより、各種産業用ネットワークの無線化が一層進むことが期待されます。なお、本装置を用いた動態展示を、2025年7月30日より東京ビッグサイト南展示場で開催される COMNEXT2025 にて実施いたします。ぜひ会場にて、実際の「ジッタレス通信」をご体感ください。
AU-700シリーズ:ジッタレスで高信頼通信を実現
当社のローカル5G装置AU-650をベースに、ジッタレスで高信頼通信を実現したTSN対応AU-700が2025年4月にリリースされます。AU-700はスマートファクトリー向けの高い要求性能を満たし、従来の無線通信システムでは対応できなかった制御機器への組込みを可能にします。2025年12月リリース予定の自社開発半導体を用いたAU-700-Wに先立ち、AU-700でPLC等ジッタレス通信が要求されるシステムでの検証が可能です。