車両通信試験
日本財団様の無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の一環で、世界初の水陸両用船による無人運航を実証しました。弊社はコンソーシアムの一員としてローカル5Gによる水上、陸上間の高解像度の映像・データ通信で実証実験を支援いたしました。本実験では産官学一体で自動車の自動運転技術を船へと応用し、既存の運航技術の枠にとらわれない新しい発想での技術開発・システム構築を行いました。今後も遠隔操作の分野で、ローカル5Gを活用し様々な角度から実証実験を行い、技術の進歩に貢献してまいります。
ローカル5Gによる工場内AGV同時制御
株式会社坂井電機様ご協力のもと、工場内をイメージした展示会ブース内で、同社のAGV6台をローカル5G経由で同時期無線制御で動作させるデモを行いました。従来のWi-Fi等の無線環境でリモート制御で使用すると、ネットワーク利用者数の増減によってシステムが不安定になる問題がありましたが、ローカル5Gを用いてエリアを設計することで常に安定したシステムを実現することができました。弊社では工場内の自走搬送機器や工作機械など様々な機器と接続試験を行い、無線化を推進することで、工場における省人化、無人化に無線技術で寄与してまいります。
各種産業規格との相互接続検証
株式会社たけびしの協力の下、国内工場で多く使用されている三菱電機製シーケンサ「MELSEC」を用いたスライダー制御を疑似したデモシステムを構築しました。片側を有線ネットワーク、片側をローカル5Gで接続し、各種KPIを比較し。有線ネットワークとローカル5Gの性能に差が無いことを確認しました。 弊社では産業用途における様々な機器や規格と接続試験を行い、無線化を推進することで、工場における省人化、無人化に無線技術で寄与してまいります。
高信頼度、低遅延の無線通信による建設機械のリモートコントロール
ローカル5Gを用いた高信頼度、低遅延無線通信を用いた建設機器や重機の遠隔操作を可能にすることにより、災害現場等の危険な場所での作業から解放されます。今後建設機器等の重機を取り扱う熟練技術者の減少による現場技術者不足が更に深刻化する事が懸念されます、そうした人材不足に対しても無線によるリモート制御と施工の実現が大きく貢献します。人類の未来を切り開く内閣府が進めるムーンショットプログラムに於いても各種重機やロボット等の無線によるリモート制御が重要な役割を果たします。既に多くの問題解決に向けて活躍の場が広がっています。
ケーソンショベルの遠隔操作実験
オリエンタル白石様のご協力のもと、ケーソンショベルの遠隔操作実験を実施しました。ニューマチックケーソン工法では、ショベルが稼働するエリアは高圧・高湿度環境となるため、通常は別室から遠隔で操作を行います。今回、ケーソンショベルに搭載した映像および制御信号をローカル5Gで無線化し、安定した通信によって遠隔操作がスムーズに行えることを確認しました。今後は、より過酷な環境下でも安心して使用できるよう製品の信頼性を高め、実用化を目指してまいります。
Why マグナ・ワイヤレス?
私たちは、公的機関での実証実験に加え、スマート社会や脱炭素社会をめざす民間企業と共に、多様なユースケースを創出してきました。その過程で培った経験は、安定した無線通信をあらゆる環境で実現するための大きな強みとなっています。お客様のご要望にお応えするため、綿密なヒアリングを重ね、最適なネットワーク構成をご提案。必要に応じて専用ソフトウェアを開発し、用途に特化した無線通信機器を提供してまいりました。その結果、数多くの現場で高いご評価をいただいております。
これからも私たちは、さらなる製品改善と技術力の研鑽を続け、お客様の挑戦と未来を支えていきます。
